最終更新日 2022/11/13
どうも。aki.freedomです。
そろそろ秋冬キャンプに向けて暖房器具を考えていますか?
テントに薪ストーブをインストールの検討している方で「テントに触れる煙突の熱対策にサーモバンテージを巻かないといけない?」「サーモバンテージは必要?」と思いますよね?
そこで今回は「サーモバンテージは巻かない」の私の経験と意見を書きます!
※筆者はテンマクデザインのサーカスTC DXに薪ストーブをインストールしてます。
煙突の継手に焼き付き防止耐熱潤滑剤を検討中の方は、こちらの記事も参考にしてみてください。防錆潤滑剤を買いましょう。
煙突に焼き付き防止耐熱潤滑剤って本当に必要?ステンレス製薪ストーブの煙突について(少し辛口です。) - 前世は、ねこ
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【薪ストーブ】テントプロテクターと二重煙突(三重煙突)はテントに使うにはどちらが良いの? - 前世は、ねこ
薪ストーブの煙突にサーモバンテージって必要?
結論から申し上げますと、薪ストーブを適正温度内で使用すれば不要です。
事実私はテントプロテクターまたは二重煙突だけで、サーモバンテージは巻いていませんが特に問題などありません。
何より見た目が美しくありません。笑
サーモバンテージとは?
サーモバンテージとは、バイクや車のエキマニに巻くガラス繊維でできた帯状の物で、断熱効果が得られます。主な役割としてはエキマニを保温し、排気温度を上げて排気効率を上げます。(なぜ排気効率が上がるのかは長くなるので説明は割愛します。笑)
薪ストーブの煙突やテントプロテクターにサーモバンテージを巻いてテントの保護が目的で使用してる方が多いです。しかし、ここで疑問が…。
不要理由①薪ストーブの煙突も熱源
薪ストーブ本体も熱源ですが、煙突もテント内を温める大事な熱源です。それを断熱すると言うことは、わざわざ暖房効率を下げているようなものです。
不要理由②適正温度内であれば問題ない
ここが一番重要です。
メーカー指定の温度内(200℃〜300℃)であれば、熱くなりますが溶ける程ではありません。テントプロテクターは素手で触れます。
ただし、テントプロテクターの固定ボルトは煙突にダイレクトで固定していますので熱くて触れません。テントに触れないように注意しましょう!
ちなみに、「テントプロテクターのメッシュ部分にはサーモバンテージを巻き、固定ボルトはそのまま」って方も見受けられるのですが、これって意味ありますか?テントプロテクター使用時に一番テントに当たりそうなのが、固定ボルトだと思うのですが…。
適正温度内で使用できてますか?
ポータブルの薪ストーブは燃焼効率が良く、簡単に燃えて簡単に温度も上がります。
薪を勢いよく加えていき、ダンパーを開け空気をガンガン入れますと、薪ストーブの温度はグングン上昇します。この時、煙突が赤いと既に高温で適正温度を超えている場合があります。
また、適正温度を超えての使用が続くとストーブ本体にもストレス(ダメージ)がかかり、本体の寿命も縮まります。
薪ストーブの温度管理は必ずしましょう!
サーモバンテージを巻くと悪循環?
熱源の煙突を断熱すると暖房効率が下がり寒くなります。
そこで、暖房効率を上げる為に薪ストーブの温度を上げていきます。薪ストーブ本体の温度は上がりますが、サーモバンテージを巻いている煙突はそれほど温度は変わらず、サーモバンテージを巻いていない煙突よりも、ストーブの温度を上げているはずです。これって無駄じゃないですか?
煙突の寿命も縮まる
サーモバンテージを巻くことで煙突(金属)の寿命を縮めます。そして、サーモバンテージ自体あまり耐久性がなく、数年でボロボロになりガラス繊維をばら撒きます。吸っても有害ではありませんが、どうせなら吸いたくありません。
まとめ(薪ストーブにサーモバンテージは不要)
メーカーが指定する温度内であれば薪ストーブの煙突にサーモバンテージは巻く必要はありません。よく考えてみてください。「必要だったらメーカーも採用」していますよね?
薪ストーブの煙突にサーモバンテージを巻く風習がありますが、私を含め実際に巻いてない方もいらっしゃいます。サーモバンテージを巻く前に正しい使い方を覚えましょう。