2020年も気が付けば10月。夏の猛暑から遠ざかり過ごし易い気候になりましたね。
そろそろ秋冬キャンプに向けて暖房器具を考えていますか?
暖房器具の中で薪ストーブをテントの中にインストールを検討していらっしゃる方で、テントに触れる煙突の熱対策で、サーモバンテージを巻かないといけない?必要?と思われますよね。
そこで今回は”サーモバンテージ巻かない派”の私の経験と意見を書きます!
(※筆者はテンマクデザインのサーカスTC DXに薪ストーブをインストールしてます。)
煙突の継手に焼き付き防止耐熱潤滑剤を検討中の方は、こちらの記事も参考にしてみてください。防錆潤滑剤を買いましょう。
薪ストーブの煙突にサーモバンテージって必要?
薪ストーブを適正温度内で使用すれば不要です。
事実、私はテントプロテクター(または二重煙突)だけで、サーモバンテージは巻いていませんが、特に問題などありません。
何より見た目が美しくありません。笑
サーモバンテージとは?
サーモバンテージとは、バイクや車のエキマニに巻くガラス繊維でできた帯状の物で、断熱効果が得られます。主な役割としてはエキマニを保温し、排気温度を上げて排気効率を上げます。(なぜ排気効率が上がるのかは長くなるので説明は割愛します。笑)
薪ストーブの煙突やテントプロテクターにサーモバンテージを巻いてテントの保護が目的で使用してる方が多いです。しかし、ここで疑問が…。
不要理由①薪ストーブの煙突も熱源
薪ストーブ本体も熱源ですが、煙突もテント内を温める大事な熱源です。それを断熱すると言うことは、わざわざ暖房効率を下げているようなものです。
不要理由②適正温度内であれば問題ない
ここが一番重要です。
メーカー指定の温度内であれば、熱くなりますが溶ける程ではありません。テントプロテクターは素手で触れます。
ただしテントプロテクターの固定ボルトは煙突にダイレクトで固定していますので熱くて触れません。テントに触れないように注意しましょう!
ちなみにテントプロテクターメッシュ部分にはサーモバンテージを巻き、固定ボルトはそのままって意味ありますかね?テントプロテクター使用時に一番テントに当たりそうなのが、固定ボルトだと思うのですが。
適正温度内で使用していますか?
ポータブルの薪ストーブは燃焼効率が良く、簡単に燃えて簡単に温度も上がります。
薪を勢いよく加えていき、ダンパーを開け空気をガンガン入れますと、薪ストーブの温度はグングン上昇します。この時、煙突が赤いと既に高温で適正温度を超えている場合があります。
サーモバンテージを巻くと悪循環?
熱源の煙突を断熱すると暖房効率が下がり寒くなります。
そこで、暖房効率を上げる為に薪ストーブの温度を上げていきます。薪ストーブ本体の温度は上がりますが、サーモバンテージを巻いている煙突はそれほど温度は変わらず、サーモバンテージを巻いていない煙突よりも、ストーブの温度を上げているはずです。これって無駄じゃないですか?
それと、サーモバンテージを巻くことで煙突(金属)の寿命を縮めます。サーモバンテージ自体あまり耐久性がなく数年でボロボロになってきますし、ガラス繊維をばら撒きます。これってどうなんでしょう?
まとめ(薪ストーブにサーモバンテージは不要)
薪ストーブの煙突にサーモバンテージを巻く風習がありますが、私を含め実際に巻いてない方もいらっしゃいます。
メーカーが指定する温度内であれば問題ないです。よく考えてみてください。必要でしたらメーカーも採用してるはずです。