どうも。aki.freedomです。
皆さんはゴアテックス製品のメンテナンスはどうされていますか?
透湿防水素材のゴアテックスは汚れたままはNGです。できれば早めにメンテナンスする方が良いのですが、「洗うのが難しそう」「洗い方がわからない」「洗うのが面倒だからそのまま」と言った感じで、毎回クリーニングに出してる方や、洗わない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、筆者がおそらく一番よく着用しているであろう、ノースフェイスマウンテンライトジャケットで解説していきます。
マウンテンライトジャケット(ゴアテックス)の洗い方・洗濯
まずはポケットの中を確認し、続いて全てのボタン、ファスナー、ベルクロをしっかり留めます。ドローコードも緩めましょう。
今回はニクワックス(NIKWAX)の、LOFTテックウォッシュ(洗剤)とTX.ダイレクト(撥水剤)を使用し、手洗いで洗浄・撥水処理していきます。
撥水確認
筆者は洗う前にウェアにシャワーで水をかけて、撥水状況を確認します。撥水しているようだったら洗浄のみ。撥水が低下しているようであれば撥水処理もします。
写真の状態だと少し落ちていますので、洗浄後に撥水処理します。
洗浄(洗濯)
水またはぬるま湯(30℃〜40℃)に洗剤を入れていきます。ニクワックスLOFTテックウォッシュは100mlで水18Lまでとなっています。
ウェアを優しく押し洗いした後、10分から15分放置し漬け込みます。
汗だく・泥まみれになったりしてなかったので、あまり洗っていませんでしたが、結構汚れていました…。笑
ポイント!
- ぬるま湯の方がウェアについた皮脂がよく取れる。
- ウェア専用の洗剤がない場合は、柔軟剤、漂白剤が入ってない中性もしくは弱アルカリ性の洗剤でも使用可能。おしゃれ着洗いは柔軟剤が入っている物があるので注意。
- 汚れが酷くない場合は、お風呂に入るついでにぬるま湯のシャワーをかけてもOK。
- 部分的に酷い汚れがある場合は直接付けてもOK。
- 生地が擦れる揉み洗いなどはNG。
すすぎ
個人的のはここが重要だと思います。
表地と裏地にサンドイッチされた、ゴアテックスメンブレン(フィルム)は多孔で、無数の小さな穴に洗剤が残っているとパフォーマンスが低下します。
何回かすすいだ後に、シャワーで洗い流すのがいいです。特にフード・ポケットの裏地などをシャワーで洗い流すほうが、洗剤残りが少ないです。
すすぎが終わったら、洗濯機の脱水はかけません。脱水の遠心力で、水がゴアテックスメンブレンの無数の穴を、無理矢理通ってしまい、広がってしまうのでNGです。
撥水が低下してない場合は、形を整え陰干しして終了です。干してる最初はビチャビチャと水が落ちます。
また、脱水してないなら陽当たりが良い方が乾きがいいと思いますが、紫外線でジャケットが痛むのでNG。干せない場合は浴槽で干しましょう。この時サーキュレーターや除湿機があればなお良いです。
ポイント!
- すすぎは念入りに。特にポケットやフードなどの裏地は残りやすい。
- ウェアのファスナー・ベルクロなどを開けてシャワーですすぐと効率的。
- ゴアテックスは防水のため、水が溜まったら優しくゆっくり抜いてやる。
- 洗濯機の脱水は使用しない。
- どうしても早く乾かしたい場合はタオルドライなどが有効。(水が滴れなければ部屋干しも可。)
- 陰干しの中、フードに水が溜まってることがあるので途中確認。またはフードを引っ掛けて干す。
撥水処理
撥水処理は漬け込み式とスプレー式があります。今回は漬け込み式です。
ニクワックスTX.ダイレクトを水またはぬるま湯6Lに対し50ml入れます。TX.ダイレクトは酸味があり、なかなかパンチが効いている匂い(笑)なのでゴム手袋を着用する方がいいです。
ウェアを10分程度漬け込み、時々攪拌します。
水が色が透明になるまですすぎます。写真は4回目のすすぎのものです。透明になりました。この後、先ほど同様にシャワーですすぎました。そして、形を整え陰干しして終了です。
ポイント!
- ゴム手袋を着用するほうがよい。
- 漬け込み後は時々攪拌。
- すすぎは透明になるまで行う。
- こちらもウェアのファスナー・ベルクロなどを開けてシャワーするほうが効率的。
熱処理について
熱処理をすることで、撥水回復することができます。
しかし、マウンテンライトジャケットの洗濯表記を確認すると、アイロン、ダンブル(ダンブラー)乾燥(ドラムを回転させながら衣類に熱を当てて急速に乾かす乾燥方法)不可となっています。
そこで、以前マウンテンジャケットを洗った時に、ゴールドウインカスタマーセンターに問い合わせてみました。
ゴールドウインの回答としては使用可能でした。ただし、マウンテンジャケットでは口やフロントのフラップやポケットのフラップなどバインダー(のり)で接着してる箇所には不可とのことでした。(ゴアテックスはOKだが、製品によって異なる。)
アイロンは上記の箇所を避けて当てれますが、ダンブル乾燥は全体にあたってしまいますので、乾燥機にはかけないほうがよさそうです。
まとめ
マウンテンライトジャケット(ゴアテックス製品)は家で簡単に洗えます。毎回クリーニングはコストがかかってしまいますので節約にも繋がります。
また、透湿防水素材のゴアテックスは汚れたままにしておくと、寿命が短くなりますので注意が必要です。せっかく買ったウェアなので、メンテナンスを行い大事に使っていきましょう。